職員旅行-2
職員旅行2日目。
前日の大騒ぎなど、関係なく、予定通りに事は進む。
朝は、みんなで再び朝食。そして、再び温泉に入ってから出発だ。
この日は、”若者向け”の、富士急ハイランドへ。
自分にとっては何年振りだろう? 他界した親父と行って以来だから、もう、10年近くなるかもしれない。 確か、FUJIYAMAができたばっかりの頃だ。 首をすくめて楽しんでた親父の姿が目に浮かぶ。
そんな、思い出の地。富士急ハイランドへ、まさか自分が職員旅行で行くとは...。
富士急ハイランドは、いつの間にやら、絶叫モノのメッカ...になっていた。FUJIYAMA、ドドンパ、ええじゃないか、高飛車、鉄骨番長、ナガシマスカ、パニックロック、グレートザブーン...
何だか訳わからない名前だけど、それぞれすごいらしい。自分はだんだん年を取り、一層、高所が恐ろしく、正直、尻込みしていた。
これは、まずい。単なる”ノリの悪い”親父になってしまう!!
と思い、少々無理して、乗りまくった。
ええじゃないかは、訳が分からなかった。どこに居るかもわからず、空中におぼれた。
FUJIYAMAは、やっぱり王道。 これでもか!! これでもか!! って感じで、いじめられた。
パニックロックで足が震え、ナガシマスカやザブーンでびしょ濡れ。フリーフォールみたいなやつでは、大量の冷や汗が出るのがわかった。
何だか、”非日常”の体験をし、全て、ゴールに着いたら息切れ。
いつの間にやら、女子高生みたいに絶叫していたのだろう。
遊園地職員の思惑通りのお客になってしまった。
4グループに分かれての行動は、いろんな部署の仲間たちが混ぜ混ぜになり、交流を深めるいい機会であった。
帰りのバスは、言わずと知れた”爆睡”。 渋滞などなんのその。 むしろ、ゆっくり休めた。
そういえば、この日は富士山が世界文化遺産に選ばれた記念すべき日。
記念のハンカチまで戴き、いい思い出になった。
たった二日でも、長い長い長期休暇のような、充実した旅行だった。
職員みんなと”私服”で旅をし、全く別の一面も見れた。
良い事しか見れなかった!! といえるくらい、みんな、いい奴である。
かけがえのないメンバーで、またクリニックで働ける喜びを感じ、また明日からも、武蔵村山の地で、患者さんのための医療が精一杯できるならば、この上ない幸せだと思う。
気分一新。また、次の楽しみに向かって、どんなに辛い事でも精一杯頑張ろう。
お疲れ様。 また行こうね。