埼玉医大に行った

昨日は、午前中の診療後、開業のドタバタで、なかなか行かれなかった故郷・修行の場=埼玉医大病院に表敬訪問した。

でも、やっぱり、毛呂山は遠い。花粉症の自分が、杉の森に囲まれた”花粉症発症の地=毛呂山”に突っ込んでいくのも、なかなか度胸がいった。

この病院で、泊まり続けたんだが、10数年の時が過ぎると、いろいろな事が驚くように変わっていた。


1.寝泊まりしていた通称”ゴキ部屋”が、綺麗なカンファレンスルームになっていた。
2.ナースステーションが、綺麗になって、ナースはナースキャップはおろか、オペ室のような服装になっていた。何だか、ドラマに影響を受けすぎじゃない?でも、ナースステーションに、”残業をなくそう。残業0運動”のような張り紙が貼ってあって、これにはびっくりした。
3.毎日”床”に寝て、術後管理をしていたCICUは、普通のICUになっていた。
4.内視鏡室、外来は、昔と変わっていなかった。

5.そして、医局の先生方も新しい方々が増えた。

篠塚教授は、全く変わらない。現役バリバリの臨床家。第一線の先生は格好いい。

浅野博先生や廣岡先生はちょっと老けた。落ち着いて、偉くなっていた。
それもそうだ。同級生の自分だって、武蔵村山では院長面しているわけだから...。

でも、彼らが毛呂山の地で、今もなお西埼玉の医療を支えていることは、感心するし、誇れる。
戻れる・いつでも遊びに行ける医局があるだけでも感謝感謝だ。




医局の変遷も、病院の環境整備も、残業をなくそう運動も...良くも悪くも時代の流れで、良い事なのだろう。
術後管理が医療の進歩で楽になったことも、外科医の負担を軽くした。


今の置かれた環境で精一杯やっているみんなを見て、自分もいい意味で変わらなくてはならないし、変えなければならない...と、思った。

職場環境を整えれば、職員が快適に医療業務ができる。快適にいい気分で仕事ができれば、患者さんに笑顔で最高の医療が提供できる。最高の医療が提供できれば、患者さんの健康にフィードバックできる...。

言うのは簡単だが、大変な事。
気合い入れて頑張るしかない。

毛呂山に行ってそんなことを感じた。

ちょっとした小旅行。

また、お邪魔します。