格闘技と学問

自分の博士課程の博士論文は、”総胆管”の直接閉鎖術に関する研究内容。一生懸命勉強した。でも、殆どの人は訳がわからないと思う。

そんな中、先日、ある論文が届いた。届け主は、PANCRASEやSRCのレフリーでお馴染みの松宮智生さん。総合格闘技の女子用のルールに関する考察...である。現役大学院生の松宮さんの研究途中の論文。一読したが、わかりやすかった。この新しい”総合格闘技”というコンテンツの研究は斬新である。この学問をあと何年も追及してもっとアカデミカルになったら、本当に素晴らしいと思う。実際、総合格闘技は、リングドクターなどの医療の面を含め、騙し騙しの競技作りで、毎回毎回がトライアル的な感じが否めなかったが、最近ようやくいろいろなことが落ち着いてきた。これらが、科学的な根拠=エビデンスに基づいて設定されたら、選手を含めて、全ての関係者にとっては最高である。

松宮さんの研究が、どこまで深く、そしてどこまで総合格闘技を変えてくれるか、とっても楽しみだ。

松宮レフリー、ありがとうございます。頑張ってください。