大相撲観戦

今日の午後は、休診日を使って両国国技館に行った。


両国国技館といったら、格闘技の試合に何度も足を運んでいる。リングドクターとしても行ったし、お客として観戦にも行った。支度部屋も含めて格闘技のイメージしかないこの国技館

本家本元の大相撲に行くのは初めてだ。



公私ともにお世話になっている、ミツボシプロダクトプランニングの向井社長にご招待を受け、特別な升席での観戦となった。


向井社長は日体大相撲部出身で、大勢の関取とお知り合いで、元垣添の雷親方とは特別に親交が深い。
そんな関係で、到底一般人では購入できないような席で、4人掛けを2人で使う...という贅沢なシチュエーションで観戦させてもらった。

チケットには開場時間が午前8時と記載されていた。
前相撲はこんな時間から始まり、終了は午後6時。  実はすごく長い戦いなのだ。

チケットを出すと、特別なルートから入場し、案内の方に席まで誘導された。
この特別感ったら、凄い!!

席に着くと、大量の弁当とおつまみ。飲み放題、食べ放題で、使いの人が運んで来てくれる。
考えられないようなVIP感だ。



目に入る土俵の光景と、大きな力士、黒光りした髷、色調鮮やかなまわし、大量のフラッシュ...  テレビとは全く異なった臨場感が目に突き刺さった。


大きい力士どうしの当たりの強さも伝わり、頭が当たると、ゴツン!!と場内に響く。
ほとんどの力士が身長は180cmを越え、体重も150㎏を越えているようだ。
大腿部から臀部までの太さ・大きさが、サラブレットの競走馬のように盛り上がり、稽古の厳しさが垣間見れる。
とにかくすごい迫力だった。

物言いや満員御礼、弓取り式まで観られ、お腹いっぱいだった。


横綱の存在感は半端ではなく、他者を圧倒する雰囲気だ。
オーラが違った。


行司も着ている着物の丈の長さや、草鞋を履けるか、足袋を履けるか、またまた裸足か...と、序列により服装が違う。

土俵入りでは、番付順に入場し、下の関取は上の関取に気を使っている。

昔ながらのほうきで土俵を整備し、適時水を撒いて固めている。

タニマチの方々の客席では飲食禁止で、みんな真剣に戦いを見ている。

升席では、自由に飲み食べし、好きなように声援する。ヨイショ!!の掛け声はルーティーンだ。

和服の女性も大勢いた。




力士も行事も裏方も、そしてお客も...何だか昭和というより明治・大正に戻ったように一体化し、その全てで日本の代表文化を守っている。


何だか、とっても重い、長年かけて作り上げた素晴らしい伝統文化を体感できた。

相撲は勝敗もわかりやすく、短時間なので疲れない。

すごく面白く、完全にハマりそうだ。


そんな、初の大相撲観戦。VIP席。

最高の一日だった。


向井社長、ありがとうございました。