かすみがうらマラソン-2

かすみがうらマラソン後半戦


通算4回目のフルマラソン挑戦がスタートした。ギリギリ曇りだが、怪しい天気だった。

スタート地点までは、号砲が鳴ってから約5分で着いた。  東京マラソンよりは近かった。

マニアックなお笑い芸人がたくさんいた。
これも茨城県らしくていい(笑)。

途中で足切りにならないように、合田君を引っ張っていくつもりだったが、まさかの1km地点でお別れした。


”先生。もうダメです。後ほど!!”


絶句したが、予想より早い脱落で”一人旅”が始まった。

用意していたヘッドホンのボリュームを上げ、”懐メロ”を口ずさみながら走り続けた。



かすみがうらマラソンは、平坦なコースなのだが、風の吹き抜けが強い。

そんな強風に、時には押され、時には戻されながら、コツコツと走った。

ハーフ地点を過ぎてから、天気予報通りだが...   予想を超える”暴風雨”。

用意したポンチョを羽織ったが、気休めにしかならず、服ばびしょびしょで、靴はぐちゃぐちゃ。  
重りを身にまとって走っているようだった。



特に35kmを通過した最も辛い地点で、完全向かい風の暴風雨。
走っても走っても進まず、この時点で”根性路線”にシフトチェンジした。

イコール、”意味が解らない・ストイックな試練の休日”になってしまった。

何とか凌ぎ、何とかゴールした。

プライベートタイムで、4時間22分だった。

我ながら、このコンディションで、よく頑張ったと思う。

ゴール地点で、クリニックでお会いする小島さんと遭遇。
10マイルレースに出場し、疲れている中、自分たちのゴールを見届けてくれた。

ありがとうございました。




そして、合田君は...

6時間の制限時間には全く間に合わず、約7時間でゴール。
時計は消え、ゴール地点のテントは片づけられ、20000人参加のレースで、完全な一人走り。
でも、根性でゴール地点まで辿り着いた。   合田君なりの自己主張。
記録証は白紙でも、記録証はもらえた。  おめでとう。
お疲れさまでした。

何で、こんなきつい事やっているの?
やらなくてもいい事なのにね!!

などと思ったり、言われたりすることがある。


確かにやる意味が解らないのだが、単純に、”達成感や充実感を感じたい””日々の努力の成果を形に残したい”と思って、ここ数年、マラソンに嵌っている。



人生に、絶対やらなくてはならない事など、全くないと思う。
逆に、やらなくていい事など、これも全くないと思う。   究極だが。


自分のためや誰かのために、決められた人生の大切な時間を、
”やらなければならない事”と、”やらなくていい事”を仕分けして、人生のスケジュール帳を真っ黒にする。


そんなことを考えたら、やらなくていい事など全くない中で、やらなくてはいけない事をたくさん作って、自分に課し、与えられた人生の大切な時間を充実させることが、どれだけ重要で、どれだけ難しいか...

これが、バイタリティーであり、人間の幅であったり、行く行くは自分の人生の最終成績であり、後悔のない人生を送れるかではないのかな...

なんて思ってみた。


上手く言えないけれど、自分はこれからも、自分に厳しく常に目指すものをもって生きていきたいと思ったのである。 守ったら、自分らしくは生きられない。

どんな緩やかでも、ベクトルは上を向くように。




ということで、今シーズンのマラソン大会は終了。

夏は走らず、次は秋か冬。

出来ることなら、死ぬまでに4時間を切りたいな。サブフォー

今度は、野球とゴルフにシフトチェンジだ。