埼玉医大20期生同窓会
土曜日に埼玉医科大学医学部20期生同窓会が、品川プリンスホテルで行われた。
卒業して19年。20年という節目の寸前ではあるが、卒業後初めての同窓会が行われた。
個別に再会したり、OB戦で会ったり、FBで再会するたびに、
”今度、同窓会しようね”と言った。
だが、何年も続く社交辞令に現実性がないなと思っていた。
実際、全員が医療界の第一線で活躍していて、超多忙。 そんな企画などする余裕がないのが現実だった。
そんな一心不乱に生活している日々の中、同級生の丸木清之君が埼玉医科大学の理事長に就任し、井上勉君が埼玉医科大学腎臓内科の准教授に就任したと情報が入り、同級生だけでも祝賀会をしたいな...と思っていた。
そんな思いは、実は自分だけでなく、みんな思っていたようだ。
そして、昨年の夏、神津君、池上君から突然の電話が入った。
”同窓会をしない? 幹事やってよ...” っというくらい、軽い感じで依頼された。
実は自分は学生時代から人に頼まれやすい存在で、現役で入学したから一番年下だった。 その時と同じ感じで依頼されたから、断れない。
その日以降、成功させるための無言のプレッシャーを感じながら、約半年間の準備が始まった。
事務長の只野さん、秘書の有川さんに協力してもらい、日時や場所の設定から始まり、全員に通知。 だが、19年も経つと、連絡先が分からない人が多く、これが一番苦労した。
そして、やれることをやり、満を持してこの日を迎えられたのである。
北海道から九州までの全国各地から約60人が一堂に会した。
苦労している分、白髪や顔皺や内臓脂肪は増えていたが(笑)、19年経ってもみんなあの日のままだった。
どこのどの病院でどの科のドクターをやっているのかはそれぞれだが、みんな確実に”自信”と”誇り”と”経験”を背負って集まってきた感じがした。
思い出話も、近況報告も、プライベートも、時事放談も...愚痴も悩みも自慢も...話しは尽きず、気付いたら日付が変わっていた。
とてもとてもこれだけでは時間が足りなかった。
今回は丸木君と勉君が母校に残って出世したので、お礼も込めてみんなで祝福できた。
本当におめでとう。
そういえば、この二人は卒業順位も一番・二番。
優秀だったもんな...。
そして、みんなが元気にこの場に集まり、笑顔で再会できた。
これが自分にとっては感無量だった。
みんな元気で本当によかった。
そして、次の同窓会での再会を約束し、みんなと別れた。それぞれの地の患者さんの元へ、また戻って行った。
19年の空白を置いての同窓会開催、幹事は苦労が多かったが、大成功と言っていいほどのみんなの笑顔が見れて本当によかった。
そして最後に、
”直人がやらなかったらこんなに集まらなかったよ!!”
と言われ、何だか嬉しくて、涙が出た。
そんな、素晴らしい同窓会だった。
みんな元気でね。また一回りも二回りも大きくなって、再会しようぜ。
続く。