同期会

医学部を卒業して、そして医者になって、約二十年。もうすぐ、医者になってからの人生の方が長くなる。
この位の年数になると少々気持ちに余裕もできてくるが、普段気が張っている分、生活に窮屈を感じることもある。



そんな自分に嬉しいプレゼント。  修業時代を共にした”すべてを知る”外科医局の同級生らと再会した。

みんな、院長や、部長や、医長...。   何だか、偉くなっている。
ゴキブリ同然に働き、泊まりつづけたあの頃の面影はない。

でも、いつも話しは、修業時代のバカ話。止まるところなく盛り上がった、楽しい宴だった。





今年、入局時代のカリスマ、尾本良三教授が天国に旅立った。教授の残してくれた大きな財産は、遺伝子が継承し、臨床の場で実践されている。
自分もその一人であることは自負してる。
いつでも、教授に怒られないように頑張っている(笑)。

教授が残してくれた外科スピリットは、今でもみんなの心に体に染みついている。
今でも、この個性派集団が大同団結したら、ものすごく大きなムーブメントを起こすんではないか...とも思う。
責任もあるが自信もある。  尾本ismは永遠だ。

また逢う日まで、それぞれ頑張ろう。

そして同窓会といったら、大学の同期会が卒業後二十年で初開催されることとなった。
同級生が、埼玉医大の理事長になり、母校の准教授にもなった。

それをお祝いすることから、話しが生まれた。


そして、悲しいのか嬉しいのか...  幹事を任された。

当時、現役の18歳で入学した学生は少なく(全体の2割もいなかったか?)、最年少の自分が任されることもやむを得ない。

成功するように、頑張って企画しよう。

これもまた楽しみだ。