頑張れ!次世代格闘家
多摩地区格闘家が、今の総合格闘技界で重要なポジションを占めているのは言うまでもない。
金原正徳を筆頭に、大沢ケンジ選手も武蔵村山出身だし、鹿又智成選手を含めたパラエストラ八王子勢、キングダムエルガイツ勢、そして、郷野君も西東京市出身だった。DEEPの王者・白井選手も国分寺のジムにいた。
そんな多摩地区格闘家のための”多摩格闘技の会”縮小バージョンが昨日、立川で行われた。
試合前の金原金ちゃんは不参加だったが、先日のPANCRASEで圧勝した高橋”Bancho”と、クリスMAN、そして、復帰試合が待ち遠しい徳留君が参加した。
この三人。相変わらず謙虚で、粛々と大きな夢を持ち続けている。
そういえば、自分の、20代中盤は、とっても生意気だった。
24歳で医者になって、いきなり”先生”呼ばりされて、ちやほやされた。実際には、医師国家試験を受かっただけの、頭でっかちの何にもできない”ペーパードクター”だ。
でも、そうは思っていない若い医者に、外科医局の血気盛んな諸先輩方は、叩いて叩いて叩きまくった。
プライドなんて全て奪い取られた。だから、そこから10数年、死に物狂いで修業した。
でも、そんな自分の”勘違いぶり”も決して珍しくはないと思う。
自分の位置と社会の評価が大きくかけ離れている事なんて日常茶飯事で、良く見かける。権利意識の強い現代日本人の世界では尚更だ。
話しは、横道にそれたが、昨日の多摩格闘家の三人は、真逆の謙虚さ。
逆に自分を低く見過ぎていると思うくらい、謙虚で低姿勢だった。
こんな気持ちで、基礎からコツコツとやっていたら、きっと強くなる。きっといつの間にか、凄い位置に立っている...。
チャンピオンになれる...。
そんな気がした。
自分も、いつの間にやら院長とか理事長とか言われ、ちょっと天狗になっている時もあった。彼らのようにいつも謙虚で行けたら、最高だなって、彼らと別れてから感じた。
パラエストラ八王子の若手・第二世代。
心から応援しているから、頑張れ。
そんな食事会だった。