DEEP 大田区体育館

昨日の午後からはDEEP 大田区体育館
北海道から羽田。そして、羽田から会場に直行した。


遅ればせながら、梅雨明けした東京に初潜入。 暑い、熱い、激熱だ。

そして会場では、ゲージサイドの素晴らしい席をご用意していただき、試合を堪能した。

”お客”として観る格闘技は、いつものことながら気楽だ。

長い興行だったので、今回は、応援している選手の試合とイベントなど、キーになる部分を大切に鑑賞した。






まずは、咲間”不良先輩”ヒロト選手。

今回はクリニックロゴをパンツに纏い、入場ガウンにも心を込めて出陣。

だが、相手の深みにどっぷり嵌り、残念な一本負け。残念というよりは歯がゆい敗戦だった。
外見やリングネームからのイメージと、戦いのギャップが大きかった。


心優しい常識人の咲間選手が試合をし、負けた。
荒々しく怖い不良先輩は、出てこなかった。

そんな感じの印象だった。

また一から出直して、頑張るしかないよ。 這いあがりの人生だ!!


クリニックPR部の恒村選手。

今回もナオキースのユニフォームで入場。

今回は、ナオキースの小野寺さん、合田君も応援に来ていた。

だが、試合は完敗。

首を傾げたくなるほどの綺麗な一本負けだった。

ガツガツしたものがなく、優しい”ツネ”は、クリニックだけでいい。

ファイターは荒々しく戦わなくっちゃ。

休憩時間には、歴史的快挙を成し遂げた浜崎朱加が、凱旋の挨拶。

浜ちゃんはここでも驕らず、冷静で謙虚。

凄い緊張していたが、チャンピオンの風格も感じた。

8月の祝勝会のアナウンスもあった。  是非たくさんの人達に、この快挙を祝ってほしいものだ。

休憩中に、次回の興行のコマーシャル。

トレーナーの小池選手が、引退試合を行うことがアナウンスされた。

相手は佐々木有生選手。

釧路出身の同郷の同級生。  最高の相手だ。

そして、この試合は、”武蔵村山さいとうクリニック提供試合”となった。

バチバチの闘いを期待したい。

そして、今回のメインイベントは北岡悟の防衛戦。

試合前からお互い鬼気迫る雰囲気があり、最高の緊張感だった。

結果は、圧巻の一本勝ち!!  説得力十分の圧勝だった。




北岡君は人と違う何かをたくさん持っていて、変わっている。それがいい意味での個性。

表舞台に出る人は、異端児であって変人であって人と違うものを持っている方がいい。  だからこそ、見ている方は、”非日常”を体感できる。


どん底の練習生から、努力と個性でここまで来た北岡君には、批判する人も鼻で笑う人も馬鹿にする人もたくさんいた。

だが、自分を信じて真っ直ぐジャパニーズMMAに没頭し、もはや神がかり的な強さになっている現在、彼を批判して笑って馬鹿にする人がいるだろうか。

もう、あり得ないだろう。  
言動と結果で誰もが北岡悟の方を向かざるを得ない状況になっている。  その位、他の選手と違う、切羽詰まったギリギリの緊張感を持った素晴らしい戦いをし、勝利しているのである。  懸けているものの大きさが違うのである。


自分も、一からスタートした開業医である。
どうでもいいことに振り回され、足を引っ張られることが多くあった。

だから、彼のように言動と結果で周りを黙らせることができれば最高だが、それができなかったし、未だにできていない。  覚悟の差だろう。


彼の才能と努力に敬服し、自分ももっともっと力をつけて努力して行こうという気になった。
覚悟が全然足りないのだ。自分は。

患者さんのために、死ぬほど頑張ろう。


でも、俺はやるよ。北岡君のように。





そんな気持ちにさえなった、この試合。

彼を超えて、噛みつく選手はいるのだろうか。  この壁は高いぞ。



北岡君。感動した。おめでとう。 

セミファイナルも素晴らしく、DEEP興行は最高の幕切れだった。