懐かしい店

久々の休日・日曜日。
地元の町中をブラブラする時間があった。



もう、30年以上前に、よく通っていたおもちゃ屋さんがまだ存在し、細々と当時の趣のまま開店していた。  
ちょっと怖かったおじさんはすでに他界し、表舞台には決して出てくることはなかったおばちゃんが一人で頑張っていた。
もう、おばちゃんは80歳を過ぎているのか?
必死で、当時まま維持し、頑張っていた。何だか胸が詰まった。

置いてあるおもちゃは、光線で色褪せ、”ファミコン”のディスクが置いてある。そして、値札には消費税がない時代のまま、値段が記載されていた。

仕入れなんて、とても行けないよ!! と、おばちゃん。


ゲームウォッチガンプラを買った当時の話しをし、
”維持してくれてありがとう。体に気を付けて!!”
と、声をかけ、店を去った。

量販店に仕切られている現代の社会。こんな小売店が生きてく道はないのかな?
また、このおばちゃんが体張って守っているこの店に、足を運ぼう。

そして、駄菓子屋もまだ、健在。
未だに、10円のお菓子は山ほどあった。
種類も変わらない。
糸飴で、”ズル”させてもらったり、梅漬けの二個入りのもの探したり...
そして、昔ながらのペコちゃんが店の中には置いてあった。
懐かしすぎて、震えが来た。

破壊なくして創造なし!!     なんて、プロレスラーの橋本真也がよく言っていて、自分も前に進むことが文明の進歩だと思っていた。

維持することや守ることも、時として必要で、もちろん、過去の遺産、経験はどんな事よりも重く重要である。経験は一番の財産なんて、誰もがわかっていることだ。



守ることと進むこと。

両方を兼ね揃え、進んで行ければ、素晴らしいものが生まれてくるのだろう。


そんなことを思った。