スペシャリスト

お彼岸に入り、日中はめっきり暖かくなった。コートからジャケットに変わり、マフラーはおさらばした。白衣の上着はまだ手放せないが、マスクはそろそろおさらばできそうだ。

そんなお彼岸の三連休。 通常診療を頑張り、少し移動したのだが、何処も混んでいる。
仕方ない。考えている事はみんな同じだ。


先週の土曜日の診療後に、新専門医制度の講習会に出席した。
乱立しすぎて、価値が下がった専門医だが、見直しにも時間がかかっている。

定まっていない新専門医制度だが、今までの努力を敢えて破棄しないで維持しようと思って参加した。

専門医という言葉やイメージ通りのスペシャリストが世に求められているこの時代に、
専門がないことが自分にとっての専門医!!


と豪語している自分。

変わっている考えの変な医者だが、この事に対する意地は張り続けたいと思っている。

色々言われたり思われても、ビクともせず、そして軸がぶれないように真っ直ぐに進んでいこう。

その夜は、隠れた名店に紹介してもらった。
赤身しか出さない焼肉屋さん。

脂分がない分、中年の胃には優しい。 一見さんお断りだけあり、素晴らしい店だった。

また行きたくなってしまった。


この店も、赤身しか出さないこだわりの店。スペシャリスト。

自分もスペシャリストじゃないことがスペシャリスト……と定着するように、これからもコツコツと頑張っていこう。。