貴重な一年間
木曜日にクリニックに来てくれていた、今井先生の外来が終了した。
熊谷の病院の立ち上げに尽力されるらしく、やむを得ないお別れとなった。
そういえば、側近の柴崎・師長の奥天と、クリニックの今後の夢を語っていた時、ふっと今井先生の顔が頭の中に浮かんだ。そして、その場で携帯から電話して、”何とかクリニックのために力を貸してほしい”とお願いした。
今だからこそクリニックは安定してきたが、今思えばあの頃は開業したてで、バタバタだった。
そんな時に、大学病院時代の恩師に新米クリニックの方向付けをお願いしたのだ。
そして今回、今井先生は、立ち上がった僕たちの所を去り、また新たなところの立ち上げに行った。
何だか、今井先生って、格好いい。
じゃあ、僕らはこれからどうすればいいのだろう?とは考えない。
目線を今まで以上に高く持って自然体で進めばいいのだ。進む方向は、今まで以上に一定で、まっすぐ前を向いて...。
こんな気持ちを与えてくれ、今年度最後のお別れは終了した。
貴重な一年だった。今は、感謝の気持ちしかない。
今度は、また、自分たちが調子に乗ってダメになったら、その時は、携帯からお願いしよう。
でも、そうならないように。