今できる事、第一弾

東日本大震災の被災者の方々の生活、そして現状の報道を見て、毎日心が痛む。

医師として何をすべきか。
一日本人として何をすべきか。

と考えたら、当然、被災地に行って汗を流し、精一杯被災者のために尽力するべきだと考えるのは当然だろう。  医療活動でもいいし、その他の活動でもいい。

ただ、今の自分には、武蔵村山での地域医療を手放すわけには行かないし、頼りにしてくれている大切な大切な患者さんを置いてまで、被災地に行くべきではない。   体はひとつしかないので、ここはグッと我慢して、何事も無く通常診療をし、今以上に精一杯の医療を提供する。

という結論に至った自分。

色々なところから、被災地に向かう”医療チーム”の依頼が来るたびに、胸が痛む。心の葛藤は、”偽善者ぶった”自分に納得していない自分が居るからなのかも知れない。

そんな自分達が、今できる事は何か?  

の答えとして、まずは、計画停電やまだまだ続く余震などの”邪魔者”に左右される事なく、逆にそれを糧に、診療時間を延長した。

そして今回、職員が中心になって考え、募金活動を始める事にもなった。

携帯ストラップを約1000個作り、募金してくださった方に、クリニックから”お気持ち”をプレゼント。そして、ストラップ製作費などは全く無視で、”全額”被災地に寄付します。


これが、とりあえず出来る、僕らの、”今できる事”第一弾。

つまらないストラップですが、皆さん、ご協力お願いいたします。