武蔵村山市の英雄

そういえば先日の戦極で、我がクリニックの常連格闘家が、僕や看護婦さん、受付職員はもちろん、リハビリ室の患者さんまでもが元気付けられるすごいことを起こした。金原正徳選手が戦極フェザー級チャンピオンになったのだ。激戦を勝ち上がり長い長いトーナメントを制した。もちろん、武蔵村山市残堀出身の彼が、武蔵村山市に始めてチャンピオンベルトを持ってきたことはすごい事実だ。本当にすごい。
でも、自分が感じたことはそんなことではない。まず、埼玉スーパーアリーナっていう大舞台の、入場音楽が”武蔵村山音頭”。ちょっと恥ずかしい位”武蔵村山”が鳴り響いていた。そして、大きな2枚の横断幕。そのうちの一つは、”武蔵村山第5中学校”って、堂々と書いてあった。あまり格闘技会場では見られない光景。そして、会場の高いところから相当数の応援団の大歓声。
故郷愛。そして故郷の支え。そして故郷に錦を飾った。
武蔵村山市って、日本で唯一”駅の無い市”ってことで有名だけど、中途半端に都会で中途半端に田舎の気がしてあまり誇れなかった。だけど、最近は地域のお祭りの盛り上がりや、地域の患者さんと深く接して、暖かいな!と感じつつあった。
今回の金原君の戴冠が、本当に武蔵村山に根を張って頑張っている自分達に、すごい元気を与え、クリニック名に”武蔵村山”を敢えて付けて良かったと感じるくらい、誇りに思った。彼は、武蔵村山の英雄だ。
公平な、リングドクターであるため、あまり出場選手の個々についてブログに書くと怒られてしまうが、今回はどうしても書きたくて、書いてしまった。すみません。
さあ、武蔵村山市民!これからは、武蔵村山市といえば、”志村けんの東村山じゃなくって...”とか、”日本で唯一駅の無い市”とかじゃなく、”戦極フェザー級チャンピオンの金原正徳選手の出身地”といいましょう。
改めて、金原選手、おめでとう!!