医者の服装

外科医になった時は、主任教授の尾本先生が厳しく、上から下まで真っ白の白衣しか認められなかった。もちろん靴下も真っ白で、靴も白のスニーカー。白衣下のTシャツさえ白だった。無精ひげも絶対禁止で、茶髪など論外だった。だから全員がそろった教授回診やカンファレンスはちょっと異様な光景だった。その名残で、自分は今の今まで真っ白白衣で診察していたのだが、最近はどうも小さい子供の患者さんにいきなり泣かれる。自分はあんまり強面じゃないし、話し方もそんなに強くない(早口だが....)。
そこで、やっぱり白衣が威圧的だろうと思って、我が埼玉医科大学第一外科の掟を破り、年末から、手術着、私服に白衣を羽織る、上だけ白衣.....などなどをやってみた。結果から言うと、全く変わりがなかった感じで、今は元通りの着慣れた真っ白白衣に戻ってしまった。やっぱり、真っ白白衣は仕事をしている感じがするし、汚れも気にしなくて良くすごくいい。何よりも、気合が入る。
でも、来週からまたまたいろいろ試してみて、患者さんの反応を観察してみようと思う。一体、どんな結果になるだろう。
今日は、さりげない作戦である、七変化について書いてみた。