浜崎朱加 よく頑張った
日曜日朝のビックイベント。
当院PR部の浜崎朱加の試合だった。
INVICTAアトム級の絶対王者に君臨しているが、勝利の際はKOか一本で仕留めているため、向かうところ敵なし状態。
世界最高峰の興行団体UFCに上がるため、UFCで配置されている最軽量級のフライ級で実績を作るべく、一階級上げ、4㎏の増量を目標にこの4か月余り試合に集中した。
48㎏のパキパキの筋肉隆々のアスリートが4㎏増量することは至難の業だ。
自分のようなメタボ親父が4㎏増量するなら、飲んだくれればすぐに増量できる。
筋肉だけで4㎏付けるって、これは大変なことだと思う。
そんな至難の技を浜ちゃんはこの4か月間でやり切って、アメリカに飛び立った。
現代の日本で、増量計画して”体重が増えないよ〜”と悩んでいる女性ってどのくらいいるのだろう。 たぶん彼女だけだ(笑)。
今回は無二の親友であるアミバさんに同行をお願いし、万全の状態で現地に乗り込んだ。
が、やはり増量の無理がたたり、直前で負傷。当日はアップもできないほどだったらしい。
だが、そんなこと構わず、彼女は正々堂々と立ち向かい、きれいさっぱり散った。
初めて見る浜崎朱加の完敗。 衝撃的だった。
日本からスマホにクギ付けになった自分は久々に格闘技を楽しませてもらった。
入場の顔つきに痺れ、
盟友アミバ選手との抱擁に痺れ、
クリニックロゴに感動し、
試合後の痛々しい姿に涙した。
まあ、結果は結果。勝者もいれば敗者もいる。サイコロみたいなものだ。
そんな事より、下の階級に下げることはあっても、ここまで上の階級にチャレンジするなんて、普通の格闘家では考えにも及ばない。
無謀ともいえるチャレンジ精神と、果敢に攻め続けた姿勢、そしてわかりやすい形でぶっ倒された潔さ...。
どれをとっても理想的なスタンスで、自分もたくさんの感動をもらった。
世界チャンピオンを夢見るなんて、人生で考えたこともなかったので、この気持ちにこれからも便乗させてもらおう。
彼女がどういう方向に向いて、どういう夢を追い続けるのかわからないが、これからも一生懸命頑張るアスリートを応援し続けよう。
悔しいならば、これからもっと努力すればいいのだ。
浜ちゃんお疲れ様。アミバさんありがとう。阿部さんこれからもよろしくお願いします。
そして、留守番の職員たち、ありがとう。
応援してくれた地域の皆さん、ありがとうございました。
浜崎朱加とPR部はまだまだ上を目指します。
そんな日曜日の朝だった。