女子格闘技

暦はもう三月。そして今日はひな祭り。


東京マラソン後の燃え尽き症候群になるかと思ったが、そんなこと言っていられないほど忙しく、マラソンの疲れは仕事が消し去ってくれた。

肉体の疲れ、肝臓の疲れは心の疲れほどは重くない。
心が疲れていないので、すぐに疲れは取れてしまった。  不思議なものだ。





東京マラソンの前日エントリーを終えた土曜日。  その足で新宿FACEに向かい、DEEPジュエルスを観戦した。

世界で二つしかない女子の格闘技興行。  そのうちの一つであるDEEPジュエルスだが、入場すると超満員でびっくりした。 
缶詰め状態に近いほどびっしりの観客だった。そして何より女子の興行とは思えないほど、熱気に包まれていた。


佐伯代表が地道にコツコツ頑張ってきたこの団体が、とうとう形になってきたのだ。


今回の興行の目的は、KINGレイナ選手の応援。


翌日が自分にとってのメインイベント・東京マラソンなので、早寝してゆっくりしなければならなかった。だが、この試合は見届けなくてはならなかったので、来場させてもらった。

というのも、レイナ選手は武蔵村山出身。そして在住。


デビュー前からクリニックにたくさん来てくれ、ご家族も含め、頼りにしてくれている。


武蔵村山といったら、金原正徳選手、大沢ケンジ選手といった格闘技レジェンドが輩出されている。
その二人のジムを渡り歩き、今の師匠は金原選手:金ちゃんだ。


金ちゃんの弟子が、良くも悪くも話題性の多い選手になったので、そういう意味でも試合が見たかった。


試合は、5分2ラウンド、フルに攻め続け、判定勝利!!

リング上では、ふてくされたような、ちょっと小生意気なキャラクターに変身し、普段とのギャップが何とも面白かった。

試合翌日にはクリニックにあいさつにも来てくれ、デビューしたての若い選手にしては珍しく礼儀も忘れない。

謙虚に地に足付けて、そしてコツコツ努力して、一歩一歩上ってほしいものだ。

レイナさん。おめでとう。


そして、小池さんは、この日はレフェリーで大活躍していた。

普段は運転手、格闘技ではレフェリーと、縁の下の力持ちとして頑張っている小池さん。

お疲れさまでした。

そして、世界チャンピオンの浜崎朱加:浜ちゃんの試合がとうとう今月末に迫ってきた。

階級を一つ上げ、新たな階級に挑戦者として挑む世界チャンピオン。


この試合は、浜ちゃんにとってもターニングポイントとなるが、日本の女子格闘技界の将来をも左右する重要な一戦だ。
”目標”のUFC出場。そして”夢”のUFCチャンピオンに向けての第一歩なのだ。


この数か月間は練習に集中してもらったのでほとんど会えなかったが、先日、久々に仕事に来た際に会えた。

元気そうで、予定通りに増量できているようで、良かった。


女性で、一生懸命増量している人って、この世に彼女だけじゃないのかな(笑)?

そんな再会が、何だか恋人や親友に会った時のような気分で嬉しかった。



人を惹きつける彼女の存在は不思議なものだ。

あと少しなので、いっぱい食べて体を大きくして、そしてぶっ倒してきてくださいね。

セコンドとして帯同するアミバ選手も頑張って!!


日本の女子格闘技の、そして世界の女子格闘技の頂点目指して、それぞれ頑張れ!!