歓送迎会
梅雨がようやく明けた。
これから猛暑の日々が訪れると思うとぞっとする。
これから二か月間は覚悟しよう。
7月をもって退職される2名と、新たにチームに加わった4人の歓送迎会が行われた。
新卒者を採用し始めて5年。
最初に新卒として上京した一期生の長野さんは、今や医療事務・フロントチームのチーフ。部下が10人いる。
着実に力をつけ、二期生三期生...と、みんな一つ一つ階段を上っている。
彼女たちの成長の過程は、自分の修行時代を見ているようで、いつ見ても微笑ましい。
そんな中、4期生の郷田さんが生え抜きとして初めて帰郷することになった。やむを得ない事情があっての退職だが、何だか複雑な気持ちになった。
寂しい気持ちだけでなく、自分が責任を全うできたかと自問自答した。
地方から退路を断ち、意を決して上京した。そんな新卒者を一年間かけて研修させ、部署に配置するのが、今の法人のシステム。
配置してわずか半年間の退職には、どんな事情であってもびっくりした。
東京の激しさに脱落して退職したわけではない分、申し訳ない気持ちもある。
そんな郷田さんへの一方的な気持ちだが、故郷に帰郷してからも彼女らしく頑張ってくれると信じている。
東京での一年半も無駄じゃあるまい。
体に気を付けて、元気でな。
そして、秘書の有川さんが、産休に入るためお別れになった。
産休明けの復職を約束し、一瞬のお別れだ。
自分の秘書はクリニック一のストレス部署。 本当に、仕事のできる有川さんに助けられた。
元気な赤ちゃんを産んで、お母さんを頑張って!! そして、また帰ってきてください。
そして、2名の柔道整復師、エステシャン、アシスタントの4名の仲間を迎え入れた。
実力者が集まり、本当に頼もしい。
これからもよろしくお願いします。
今回の宴会場は、初めて使用するお店で、なかなか斬新だったが、ちょっとゴチャゴチャした雰囲気だった。
その雰囲気を引っ張るかのように、段取りが悪く、非常に軽くこなしているだけの単なる”飲み会”になってしまった。功労者に対して申し訳ない気持ちになった。
だが、感謝の気持ちをもってみんなで送り出した。
そんな、夏の歓送迎会だった。