仙台からの贈り物
東京マラソンを完走し、そのご褒美をもらった。
東日本大震災の翌年に一年限定で復活した、プリンセス・プリンセスのこけら落としコンサートに行った。限定1200人。
今回の復活は、その時の収益金の一部で、仙台にライブハウスを建て、そのこけら落としコンサートだった。
4年前、東京ドームのコンサートに行き、日本武道館のコンサートに行き、紅白でダイアモンドを聞いて、見納め、聞き納めした。
だがその後も未練タラタラで、ジョギング中にはいつも聞いていた。
そして先の東京マラソンでは、今回のコンサートの予習のため、4時間23分中の大半を、プリプリの音楽を聴きながら走り続けた(笑)。
そして今回は、自分からの完走記念プレゼント...と題して、仙台まで行った。
土曜日の午前中にある医療機関訪問を終え、新幹線で仙台に行った。仙台はさすがに寒かった。
会場周辺は、たくさんの、”チケットを譲ってください”を持ったオールドファン。
というのも、自分を含めファンはみんな、おじちゃん・おばちゃん。 そして、少しのおじいちゃん・おばあちゃん。
みんな、老けた(涙)。
新しく素晴らしいライブハウスで、ほとんどプライベートライブ。考えられないくらい間近で伝説的な曲の数々を聞いた。
19 GROWING UPから始まり、MとDiamondsで終了。
Diamondsでは、岸谷香が”奥井香”になって、登場。
そして全て終了後に少し待機し、NHKの生中継ライブ。
再びDiamondsを聞いて、お得だった。
歳をとると錆びることも多いが、プリプリだけは違った。
深みが出て、一層磨きがかかっていた。そして、生き生きしていた。
なんで青春時代にこんなに自分を夢中にさせてくれて、今もなお楽しませてくれる、”生きる伝説”がまた消滅するのか?
大人の事情があるのだろうが、悲しい。寂しい。
余韻に耽りながら、仙台の東北労災病院の外科副部長で頑張っている、後輩の安本:ヤスと久々に再会した。
胃の低侵襲手術の外科のトップに君臨。現役バリバリで手術に明け暮れている。
学閥のレールから外れ、外様がここまで頑張っている。
医局の後輩として、本当に頼もしい。
震災から復興している最中の東北の地で、東北復興の起爆剤になるライブハウスのこけら落としコンサートで楽しみ、孤軍奮闘して頑張っている後輩と会った。
頑張るエネルギーをもらった。
この一日は東北から逆に活力をもらい、刺激をもらった素晴らしい時間だった。
まさに、仙台からの贈り物だった。
ヤス、これからも頑張って、頑張って、そして頑張れ。
俺も頑張る。