湘南魂 続き
湘南魂はアマチュアの格闘技大会。
計量はないが、しっかりルールに基づいて行われる”真剣勝負”なのである。
まず選手が集まると、しっかりとルール説明会が開催された。
そして選手は、控え室に誘導された。
が、前述通り控室に行くと試合前の緊張感は微塵もない。
寧ろ、選手たちはイベントを楽しんでいるとしか思えない。
コスチュームや入場パフォーマンスの打ち合わせで忙しそうだ。
試合1割、その他9割...のウェイトか。
切羽詰まった戦いよりも、楽しさや愛情をもって競技に臨む方が、いいパフォーマンスを得られることもある。
そんなことをまず感じた、この大会だった。
忘れていた何かを思い出させてもらったようだった。
仕事も遊びも付き合いも...嫌々やっても仕方ない。何やっても楽しくやらなきゃね。
自分の”入場デビュー戦”は、落第点。30点かな。
PANCRASEのテーマで入場。
緊張した。
ぶっつけ本番でトップロープから飛んだが、憧れのタイガーマスクの様にはできなかった。
そして、素顔を暴露させられるシチュエーションだったが、みんなPANCRASEのリングドクターの齊藤直人の事は、知っていた(笑)。
ちょっと?かなり?? 外したが、次はリベンジだ。
ザ・キムラさんの開会宣言から始まり、湘南魂オールスターの勢揃い。
“戦慄の膝小僧”ヴァンダレイ・ミナバの仕草がよかった。
“Uは何しに日本へ!?”マスクド U.K.Rの入場時の上半身の振りがよかった。
“ナチュラル ボーン マスター”4代目アタッカーズ ビクトリー武藤宮田のヒョロヒョロがよかった。 衣装や小麦肌はこの日に懸けてる気合いを感じた。
“ロシアン ラストエンペラー”エメリヤーエンコ・ヒョードーさんは試合は圧巻。その他の選手のアシスタントが最高だった。
“絶対王者”長渕宮川の防衛には驚いた。 なぜ、長渕剛なのか?? 未だに謎である。
“呪いのビデオ”ザ・貞子は、完全に反則。チャンピオン奪取は奇跡だった。
そして自分の一押し、“ザ・ド変態”ドM須貝は期待通り大爆笑。
試合は固く勝ち、外見は丸刈りの真面目な格闘技者。
入場パフォーマンスとのギャップが、最高だった。
今日は、一ファンとして、ドM須貝を観に来たようなものなので、期待以上の姿に久しぶりの大爆笑。今年一番の大笑いをしたら、嫌な事も吹き飛んだ。
また、レジェンドファイター・ドM須貝と会いたいな。
そして、プレゼント抽選会もあり、みんな笑顔で記念撮影。
リングドクターの出番などなく、みんなが満足顔で写真におさまった。
KEI山宮さんは、全試合のレフェリーと最後の写真撮影に大忙しの様だった。
コスチュームを立派に作ってくださった事務局長のナオキさん。
主宰のKEI山宮さん。
そして関係者の皆さん。
お疲れ様でした。
明るく・楽しく・温かく。 素晴らしい大会でした。
MMAとプロレス。
間にあるU系やハードヒットのような”プロ格”。
湘南魂は言うならば、”格プロ”。 今は存在しないジャンルである。
求めてる人も多いと思うな。