週末の事
先週末は精力的に動いた。
木曜日は夜まで会議があり、その後にクリニックで残務。
というのも、気分良く金曜日の休診日を過ごすためだ。
そして金曜日は朝早くから名古屋に向かった。
前日が会議で現地入りできなかったため、朝から動いた。
睡眠不足は新幹線で解消し、日本ヘルニア学会に参加した。
日帰り手術を行っているクリニックとしては、マストで参加しなければならない学会だ。
ヘルニア学会も大きくなった。ヘルニア研究会だった数年前は、ただの”マニア”の集まりの様で、細かい膜を含む解剖の命名で熱くなったり、日帰り手術や短期入院、そして麻酔法などで議論を深めていた。
そして、数年前からTAPP TEPといったラパロの手術と、従来のオープンの手術の比較に変遷した。
今回は、ラパロを前提とした手術手技や技術の議論。
成績や合併症は変わらない。
手術時間はオープンが断然早い。ラパロは両側ヘルニアには優れている。
麻酔はオープンならば局麻や膨潤麻酔。ラパロは全麻。
診療点数は明らかにオープンが安く、ラパロは高い。
これだけ聞いたら、どう考えてもオープンの方がいいに決まっている。
が、実際は経営者側からの意見が入ってくる。
今、時代はラパロ全盛なのだ。
そんな事を感じながらすべてのセッションに参加した。
厳しい医療環境だ。
気合い入れて一日頑張ったら、さすがに疲れた。
富士山を間近に見たら、何だか気持ちが落ち着いた。
まだ雪が残る富士山はいつ見ても雄大。
夜は、PANCRASE王者の石渡選手、PANCRASEハイブリッドクラブの今井さんと交流会。
石渡君はリハビリも順調で年内復帰に向けて頑張っている。
今回も前向きな話しで盛り上がった。
土曜日は、自分にとっては誕生日よりも大切な日。
心を落ち着かせ、一日を大切に生活した。
夜は、クリニックの歓送迎会。
クリニックで技師生活を開始した田口君が、向学のため都心へ転職になった。
残念だが前向きな退職にエールを送ろう。
そして、有能な新入職員が4人入った。
常勤看護師2人と、経験豊富なアシスタント2人。
今後に期待大だ。
そして、大切な仲間からの温かい贈り物。