外科学会に行った
金曜日から名古屋に行き、日本外科学会に参加した。
久々の地方学会。 といっても、名古屋は新幹線で行くとすぐそこ。ひと眠りしたらすぐ着く。 近くて遠い、ちょうどいい距離感だった。
名古屋国際会議場には、大勢の外科医。世の中にこんなに多くの外科医がいたのか...と思えるほど、多く感じた。
この三日間は、全国的に手術は少ないんだろう。 年に一回の”外科医の研修期間”だ。
今回のメインテーマは、”メスの限界を求めて”。
確かに最近は、腹腔鏡や胸腔鏡...といったラパロ・低侵襲の手術に移行している。癌の治療も、手術だけではなく、化学療法、放射線療法などの守備範囲が広がった。
だが、手の感触、直視の感覚...っていうのは外科の原点。 メス一本で命を救おうと思っていた外科勤務医時代の夢物語を思い返させてもらうようなテーマだった。
医者は、手で心で目で魂で治すのだ。
開業した今でもこの原点は忘れない。 患者さんに直接手で触れて、心で会話するのだ。 そこで初めて診断でき、治療できる。
うまく言えないけど、そんなことを感じた。
金曜日の夜は会員懇親会。 一度見てみたかった、Mr.マリックのショーだった。
凄すぎて凄すぎて、感動した。
本当に、マジックなのかトリックなのか?? わからないショーだった。
元気をもらった。 この人、本当に凄い!!
いつか、武蔵村山にも来てもらいたいな。
そして、夜には学生時代のアイスホッケー部の後輩・不破Drを呼びつけ、10年以上ぶりに再会した。
相変わらず、とげとげしい。ツンツン、イケイケ、オラオラ... 表現が難しい(笑)。
自分の外科時代を思い出し、自分に被った。
この生意気さが、不破らしくていい。 今の自分も、年輩の先生と接するときは、こんな感じなのかな?
まだ、イケイケなので外科の第一線で頑張って、やりきった方がいい...と助言した(笑)。
一番可愛がっていた後輩のとげとげしさが、日々の苦悩の裏返しにも見えた。
最後の最後のセミナーまでしっかり参加し、新幹線に飛び乗った。
次の予定がぎっちりだったからだ。
学会参加で休診だったが、たくさん勉強して、たくさん考えたので、また来週から一生懸命頑張ります。
それと、明日のナオキースも頑張ります。
そんな、貴重な週末だった。