PANCRASE興行-1
昨日は、PANCRASEディファ有明興行。
実はこの日の午前中は、武蔵村山市ロードレース大会に出場予定だったが、一生に何度もない重要な私用があり、やむを得ず不出場になった。
武蔵村山市のイベントを盛り上げるべく、気合い入れて準備をしていたのだが、今回ばかりは勘弁してもらった。
だが、自分の気持ちをよくわかっている職員の仲間たちが何人も出場し、大会を盛り上げてくれた。
自分の代わりには、徳留君のセコンド予定のクリスMANに代打出場を依頼。
ゼッケン番号001番で、頑張ってくれた。
みなさん、ありがとうございました。そして、すみませんでした。
私用を済ませ、バタバタで、有明に向かった。
今回は、深い思い入れがあるファイターが大挙出場し、船木さんの来場もあることを事前に知っていたので、楽しみでならなかった。
入口はいつになく混雑し、当日券もほとんど完売になっていた。
ドクター席の幅も狭く、振り返ってみると、いつも2列ぐらいしかないアリーナ席が6列になっていた!!
そして何より、最初から最後まで帰るお客さんが少なく、常に満員の状況での興行だった。
これならば、選手のモチベーション、緊張感も上がる。
最近のPANCRASEの営業力upが、観客数に反映。 説得力十分だった。
休憩時間前に、テレビ東京のナビゲーター就任で、久々に”バッテンのPANCRASEマーク”の上に立った船木誠勝選手は、やはり存在感は抜群。
放つオーラは、今も昔も変わらない。
リングからゲージになっても、このマークの上では、存在感が際立っている。
そして、今大会は船木さんの遺伝子を継ぐ、近藤有己(有己空)選手、伊藤選手、北岡選手、砂辺選手...といった、PANCRASEの匂いがプンプンする選手が出場するものだから、何だか感慨深いものがあった。
そしてその中でも、北岡選手などはそのど真ん中を走り、先頭集団のトップランナーの一人であるし、船木さんなど知らない年代の選手がどんどん底上げされ、そしてネオブラッドトーナメントを争い、現代MMAの強者が海外から襲来し、女子が男子の舞台に一緒に上がっている...。
PANCRASEの過去と現在がものすごいスピードで融合し、未来に進む。
そして、何度も何度も成功と失敗を繰り返して、今がある。 これもPANCRASE。今も昔も自分が大好きな”PANCRASE”なのだ。
今回は本当に”PANCRASEの歴史の重み”を感じたのである。
そんな中、有己空選手は、残念ながらKOで壮絶に散った。
船木さんの面前で敗北した。
それが、すごく重い事実でもあるが、近藤選手らしい自己表現に見えた。
近藤さんの復活は、これからだ。
伊藤崇文選手は、自分の勝ち方での圧勝。いつになってもスタイルを変えず一直線。本当にこの選手は、曲がらない。邪念がないのか、自分にとってのパンクラシストを押し通す。 今回の勝利も良かったと思う。 おめでとう!!
砂辺チャンピオンは、圧巻のKO勝利。
PANCRASEを愛し続け、信じ続け、たどり着いた現在。
船木さんの前で説得力十分の勝利だった。
二本目のベルト。夢ではない!!
石渡伸太郎チャンピオンは、今は充電期。そして体のオーバーフォール中。
地上波放送で、解説を行っていた。
ゆっくり休んで、しっかり治してください。
大切な残りの試合は次回。
それにしても、熱気ムンムンの勢いを感じる興行だった。