格闘技観戦
そして日曜日。昼からの医師会主催の市民講演会を終え、大急ぎで新木場に向かった。Fightng Nexus 2ndに小池選手が出場するのだ。
大雨の高速道路はちょっと危険な感じがした。
というのも、自分のマイカー運転は久々で、普段使わないマイカーと、どうも心が遠い。
若い頃から延々とミッションを運転していたほど、運転が大好きな自分。 田舎で学生時代や修業時代を過ごしたので、どんな移動でも交通手段は自家用車。
友達のような存在だった。
エンゲル係数などとは比較にならないほど、”マイカー係数”は高かった。洗車も良く頑張っていた。
だが最近は、日曜日のみマイカーと共にし、この日でようやく7000㎞に達したほど、放置している。
車検も終わり、約5年で7000㎞。
そんな気分で、新木場に到着。
新木場1stリング。
実は、初訪問だった。プロレスや格闘技の小さな大会が行われていることは知っていたが、一度も踏み入れることなく今日まで来た。
倉庫街のような駅前の一角にある会場。 駐車場もなく、当たり前のように路上駐車で満たされている。”新木場ルール”らしい。
入口は、地方のパチンコ屋駐車場で行われた女子プロレスの会場のように、即席の感じがした。そこで半券を切ってもらった。
会場内は、立ち見で埋まり、熱い雰囲気を感じた。 本当に好きなコアなファンと格闘技関係者で埋め尽くされている。
目的は、マイトレーナーの小池さんの久々の試合。
最前列の席でご招待を受けた。
小池さんのリングネームは、なぜか”小池鉄平”。 一体???
グラップリングマッチだったが、予告と予想通り、ドローだった。
小池さんの試合パンツには、”武蔵村山さいとうクリニック”の大きな文字。
さりげない小池さんの思いに、感動し、嬉しかった。
医療の提供などの”形にない提供”をしても、それが伝わらず、評価されないで悲しい思いを感じたことは今まで何度もあった。
正直、それが普通になってしまって、最近では何とも思わない(笑)。そんな世界と、割り切ればいい。
わずかなスポンサー料を募って、”お札”をくれた人には、”ありがとうございました”や”パンツ・バナーに広告します”だ。
だから最近は、あまりにバカくさくて、あまり手を広げないようにした。
解っている常識ある格闘家とだけ、付き合うようにした。
だから、今回の小池さんのパンツには、にやけてしまうほど嬉しい感動を覚えた。
小池さん、ありがとうございました。
次は、”あの選手”とやって、大どんでん返しをお願いします。
会場には、咲間”不良先輩”ヒロト選手もいた。
KEI山宮選手も、コソコソ激写していた。
普段と違う、倉庫のような会場での興行。
いろんな思いもあるが、MMAを愛する選手が、このような所から大きな夢を見てスターになってくれれば、それは最高だ。
そんな、格闘技漬けの土日だった。
改めて、格闘技界も統括するコミッションは必須だな。 と、思った。