PANCRASE興行-2
今回のPANCRASE興行は、いろいろな事がありすぎて、頭が整理できない。
本当に回転が速く、一個一個をゆっくり味わっていては間に合わないくらい、話題が多かった。
まずは、今年初興行ということで、ラウンドガールが一新された。
毎年、新春第一弾興行のラウンドガールは、動きがぎこちない。 でも、それがいじらしく感じる。
PANCRASEの華。今年一年頑張ってください。
クリニック公認格闘家”クリスMAN”の応援に来たクリニック職員が、クリスMANが勝っても負けても、判定の不可解さに首をひねっている。
MMAって、全く知らない人:特に女性には、理解し辛い競技だ。
自分達には、当たり前のようにわかる判定も、初めて見る人には何が何だかわからない。
それに比べて、相撲やボクシングは解りやすく、だから大衆受けするのだろう。
と、そんな意見を受け入れ、今回から試合前にルール説明の時間が設けられた。
いつかの、UWFインターを思い出した。
大変画期的な試みで、一般ファン層の拡大には必須だ。 素晴らしいと思う。
試合は、たくさんあって全て書けないが、ドクターの出番が多い興行だった。
イコール、激しい試合が多く、全体にアグレッシブだった。
今回も久富ドクターが手伝ってくれ、ドクター4名体制で行った。
理想的な層の厚さになって来た。
来院格闘家の対決、清水俊一vs小宮。
小宮君のこの試合にかける気持ちや雰囲気が十二分に伝わり、遥か格上の清水君を苦しめた。
目標やモチベーションを高く持って努力すると、こうも人間変わるものか...と感じてしまうほど、変貌した小宮君が見れた。
素晴らしい敗戦に、拍手だった。
大石幸史選手の引退式があった。
大石君については語ればきりがないので、改めて何かの機会に伝えたい。
光栄にも、自分も、記念品贈呈に参加させていただいた。
リングドクターを始めた頃のイメージは、ism内での國奥選手のスーパーサブ。
ism軽量級の二重扉の鉄の外側だった。
多くを語らず、努力をし続け、ランキング一位を守り続けた。
そして遅咲きの春。
考えると言葉が出ないが、PANCRASEの誇り・プライドだった。
谷内勇一レフェリーもPANCRASEから引退された。
寸前に本人の口から聞き,びっくりした。
広尾の道場で、アマチュア選手時代に指を脱臼され、自分が整復した。自分も、リングドクターとしてはアマチュアだった時代の出来事。
その時が初遭遇だった。
その後、レフェリーに転身され、多方面で素晴らしい活躍だったと思う。
冗談を話せる数少ない間柄。 本当に温厚な良い方だった。
その他にも、いっぱいあったPANCRASE興行。
書ききれないので、他の形で。
今回も、さらにグレードアップした酒井代表が作るPANCRASEのハード。
音響、照明、装飾... 格好良かった。
皆さん、長い興行、お疲れ様でした。
今日から二月診療が始まった。
新たな仲間も増えた。
頑張って行こう。