究極の選択
土曜日は、休診。本当に久しぶりの休診。
患者さんに多大なご迷惑をおかけしました。
というのも、誠に勝手ながら、年に一度のクリニック大行事・研修旅行だった。
だが、行政絡みの行事などが突然入り、日程が二転三転四転した。
そのため、結婚式や家族の行事...などで、やむを得ず不参加となった職員も多かった。本当は全員で行かれると良かったのだが...。
そして自分もその一人になってしまった。
土曜日夜には、出身医局=誇り高き第一外科学教室の同門会。
そして、漫画家・猿渡哲也先生の誕生日会。
日曜日には、昨年亡くなった叔母の法事。納骨。
究極の選択を迫られ、欲張りな自分は何とかしてでも全部に顔を出したかったのだが、今回ばかりはそうもいかなかった。
どう考えても、全部行かれる訳もなく、究極の選択の答えは、クリニック大行事の不参加、誕生日会の不参加...とした。
いつも、みんなで頑張っているからみんなと旅行したかった。
そして、帰ることなど考えず、みんなと飲み明かしたかった。
いつも頑張っている自分にも、ご褒美の旅行が欲しかった。
と、わがままを書いてしまったが、何よりも院長のくせにこの旅行に行かれないことが、職員のみんなに悪かった。 これ、本当に。
と、いうことで、土曜日の朝は悲しいが、みんなの見送りに行った。
みんな、気分はルンルンの旅行で、ほとんど相手にされなかったが、自分の中では懺悔の意味で行った。
行ってらっしゃい!!
そして、自分はそのままクリニックの事務室に行き、一日中、事務仕事。
診療をしているか?順番取りなのか? わからない外線が鳴りまくり、患者さんに申し訳ない気持ちと、診療をしたい気持ちの葛藤。
辛くて仕方ないので、途中で外線の聞こえない場所に移動して、事務仕事。
やっぱり自分は一日中、診療していた方が体に合う。
診療をしないでの事務仕事は、苦痛以外の何物でもなかった。
そして16時には出発し、新宿の京王プラザへ向かった。
オールスターの勢揃いである!! つづく。