さよなら メタボ

東京マラソンの準備に入った昨年の秋から、運動を再開した。
運動というと、ここ20年は、ゴルフや野球も自分にとっては運動だった。
だが、そんなものは運動でも何でもないことは内心、解っていた。


でも、運動不足を実感しなかったのは、一日中、病院内を回って、そして手術室で手術していた”外科レジデント”だったから、手術が何よりの運動になっていたのだ。





そして、6年前から、開業医になった。
すると、状況は一変した。
外来業務が90%以上を占め、ほとんど座り仕事に急変した。
頭ばかりを使って話し続け、言うならば、”頭と口の筋肉”が、鍛えられた(笑)。

そして、みるみるうちに腹が出てきて、足の筋肉が落ち、足が細くなった。そして、右腕がいつも凝っていて、首も右を向くと痛くなってきた。

完全な職業病。



まずいまずいと思いながら生活していた矢先の、東京マラソン当選。

そして、完走を目指して、しっかりトレーニングをした。

外食も、やむを得ない集まり以外は、なるべく自粛した。

そして、2月の東京マラソン完走。



滅多に体重計に乗らない自分だが、先日のゴルフコンペで体重計に乗ったら、8kg減っていた。

そして、必死に腹を凹ませても、平坦にしかならなかった”出っ腹”が、凹ませば凹むようになった。


今シーズンの草野球も何だか体が軽い。

白衣のズボンがブカブカになって、裾が汚れやすくなった。



そんなこんなで、医者ながらあまりに心配なので、全身のCTを撮った。
40歳を超えると、いろいろ病気が出てくるのは、現場の医師として、普段から感じていることだからだ。


医者の不養生...   が、現実となってはいけない。


だが、CTを細かく見てみると、悪い病気はなさそうで、一安心した。


と、同時に、半年前のCTと比較してみたら、皮下脂肪は変わらないものの、内臓脂肪が激減していることに、驚いた!!
これは凄い!!


やっぱり、運動はいい。

東京マラソン。ありがとう。

メタボ、さよなら。  また逢う日まで