アジアと世界
韓国の沈没事故は大変痛ましい。
事故原因は、何とも不可解な点が多いが、乗客が少しでも生存してくれることを望む。
そして、アメリカとのTPP協議も大詰め。どこで妥結されるかわからないが、先行きは不透明だ。
そんな世界情勢の中、再来週にはオバマ大統領が来日する。世界のリーダーの来日。
横田基地が近いからか、武蔵村山市は警備が厳重で、日に日に強化されている。
この一週間は、毎日、昼休みが外仕事なので、所々で検問に出会った。
夜の飲酒の検問しか見たことのない自分には、不気味に見えた。
何も悪いことはしていないのに、ちょっとドキッとするのは自分だけではないだろう(笑)。
一昨日は、そんな”世界”に羽ばたく格闘家の祝勝会が行われた。
アジア最大の団体・ONE FCのウェルター級チャンピオンになった”戦う行政書士”鈴木信達選手。
というより、クリニックにとっては”戦う顧問行政書士”の、心強い”先生”だ。
MMAの時代に極真空手にこだわり、ZSTのリングで控えめにコツコツ勝ち続けている選手。
話し始めると止まらず、起承転結の話しの運び方が絶品。
下品な話も、いやらしく感じない。
そして飽きない話しの数々。
話しを聞いていても、頭の回転の速さが伝わり、インテリの雰囲気...
何だか、出会った約10年前からそんなイメージをずっと持っていた。
今まで出会った格闘家には決して感じ得ない感覚だった。
ダメで元々と無欲で挑み、いつの間にか得られたチャンピオンの称号。
夢や目標は、自分でゴールや目的を決め進んでいく・取りに行く人もいれば、見えないぼやけた幻想を持って進んでいく中、いつの間にやら届いている人もいる。
数々のチャンスや挑戦できる機会を吟味して、そして達成する人もいれば、本当に少なく、そして急に訪れたチャンスを奪い取るように貪欲に自分のものにする人もいる。
信達さんを見ていると、ともに後者で、サクセスストーリーとしては、日本人として最高で尊敬できるお話しだ。
だが、自己主張と権利意識の強い現代社会で、謙虚に地道に生きていき、相手からチャンスをもらえるまでコツコツ待ち続けることなんてできるのだろうか。
そんな中、成功するこの結果は、博打的ではなく、最も模範的な成功者の姿だと思う。
いつも、人を笑わせ、立場が変わっても驕らずに今まで通り振舞う信達さんには、脱帽だった。そして、自分もそうありたいと感じた。
今回は、鉄人のKEI山宮選手にも、参加してもらった。
究極の”スポ恨”時代の、空手家とレスラー格闘家の会話は、今の時代では考えられないすごい話しで、興味深かった。
すごい世界で修行してきた人達に、語られる伝説をまた聴こう。
そんなこんなで、皆さんお疲れ様でした。