お別れの季節
毎年来るこの三月は、お別れの季節。花粉症の季節でもあるし、何だか暗くなる季節でもある。ユーミンの”卒業写真”が頭の中で流れる。
四月には、たくさんの出会いもあって、桜も咲く。花粉も去る。だから、その年度初めを待って、”繋ぐ”一か月なのかもしれない。
今年は消費税upもあるが、買い物を一切しない自分には、あまり関係ない...というか、実感がない。
我がクリニックも、残念ながらのお別れがあった。
今回は、長年勤務した功労者とのお別れだった。
マッサージ部を立ち上げた神山幸子さん。
彼女は、清楚だった。外見だけでなく、中身が清楚。クリニックカラーの目指すところ・模範をそのまま注入してくれたような方だった。
普段の行動も、模範的だった。
クリニック行事には必ず出席。公式行事もイベントも会議も...そして、クリスMANの試合もすべて皆勤賞。
他人を干渉せず、自分を磨く。
素晴らしい職員だった。
情報化社会の中、他人の情報を覗き込み、誹謗中傷する現代社会の陰湿さの反対を行く方であった。
今回は、家庭に入る、いわば”卒業”。
また落ち着いたら復帰していただくことを約束し、送り出した。
そして、アシスタント部の下向井綾子さん。
歯科衛生士でありながら、医療機関に飛び込み、アシスタントを志願した。
アシスタント部の立ち上げに尽力された。
仕事の回転が速い。そして、気が利く。気が付く。手が速い。
素晴らしい技術の持ち主だった。
患者さんとのコミュニケーション、職員同士のコミュニケーションがぴか一で、完璧だった。
医療法人になる前の、個人クリニックだった頃からの仲間。
お別れは寂しいが、まだまだ若い。
彼女も、家庭に入る、いわば”卒業”。
また落ち着いたら復帰していただくことを約束し、送り出した。
臨床検査技師の檜山さんも退職になった。
非常に短い期間だったが、お別れすることになった。
ありがとうございました。
今回の送別会も、ムードメーカーの佐藤さんの進行と、元気娘”マツ”の締めで、楽しい会だった。
そして、医療事務部では、伊藤さんが産休に入った。
お腹が大きくなって、少々残念がっていた”ファン”も多いようだが、とうとう臨月。
元気な赤ちゃんと一緒に、今度は来院される。
そして、落ち着いたらお母さんとして復帰される。
出会いもあれば別れもある。
来月までに、約10人の新しい仲間もやってくる。
新たなメンバーでまた新たなものが出来上がる。それが、患者さんのためになれば、それでいいのだ。
自分は、日々、患者さんのために診療し、仲間のためにいろいろなものを整える。そして、自分を磨く。 頑張るしかないのだ。
あまり余計なことには振り回されず、自分は自分らしく、真っ直ぐ素直に邁進したいものだ。大切な仲間と、前を向いて頑張ろう。
そんな、週末だった。