復帰と舞台

10月に入ったら、急に秋らしくなった。
受付のユニフォームも白衣に戻り、インフルエンザの予防接種も始まった。
ここからの三ケ月はあっという間に過ぎる。  
忙しい3か月=充実した・一生懸命の3か月の始まり...だ。




自民党の安倍総裁の復帰の話しは、賛否両論、いろいろあるようだが、病気の話しは、一部で書かれているように、寂しい気がする。

ようやく、克服した難治性疾患。

自分も開業するまではたくさんの患者さんに巡り合った。中でも、外科医としてオペに携わり、何とか克服して復帰した患者さんや、必ずしもいい結果を迎えられなかった患者さんもたくさんいた。

術前後のステロイド量の調整には、何よりも真剣に慎重に確実にやった。
オペは成功しても、排便回数や下痢に悩んでいる患者さんがほとんどで、外来での訴えも多かった。



細かいことは抜きにしても、良性疾患であるにもかかわらず極めてQOLを低下させるこの病気。
多忙を極める総理大臣を継続できないのも仕方ない。
そんな病気を克服した総裁が、カレーライスを食べていることがなぜ悪い?




僕は逆に、今回の新薬でこの病を克服できた、というこの光景は、全ての消化器医の誇りに思えた。


僕は必ずしも、自民党支持派ではないが、今回の安倍総裁就任・総理大臣復職待望には、拍手を送りたいし、心から応援したいと思う。





そして、大好きな格闘家も、種類は違えど、怪我を克服して復帰に向けてコツコツ努力し、自分のクリニックに来ている選手もたくさんいる。

夢は、諦めないし、何よりも他人のためではない。自分のためだもの。


UFCに行ったって、ONE FCに行ったって、パンクラスを愛したって、DREAMの開催を待ってから爆発したって、プロレスで活躍したって...
どこに行っても自分のためだもの。
一度きりの人生。
努力や素質や運。全てを試す舞台は、自分で決めて、自分で進めばいい。
僕は、そんな格闘家の体を守ります。


自分も、武蔵村山っていう、東京の地方で、一生懸命自分らしい自己表現をしています。

昨日、北岡悟選手と逢って、そんな気になった。またまたパワーもらって帰ってきました。北岡君、頑張れ。