京城苑が閉店した

焼肉といえば、”臭くなる!!”を植え付けられた店、国分寺京城苑が5/8で、閉店した。
実に43年間の約半世紀にわたる営業が終わった。

ってことは、ほとんど僕と同い年なのである。



父の会社の宴会や家族のちょっとしたご馳走では、必ずと言っていい程利用した店だ。何回行ったかわからない。 100回は軽く超えているだろう。

汚くて、煙たい。便所が和式で、階段がシミだらけ。サンチュという名のサニーレタスが出てきて、タオルが臭い...。  でも、肉がとにかく美味い。レバ刺しが厚切りで、そして何より、タレが美味い!!!

何か、典型的な昭和の店。そんな思い出のこの店が、取り壊される。
まあ、時代の流れなのだろうが、悲しくて、寂しい気持ちである。



そんな京城苑に最後の10日間で3回行った。5/8は、惜別を惜しむお客さんで満席の店内を久しぶりに見た。クリニックの仲間たちに声をかけ、10人程度が来てくれた。そして、本当に最後のお客になれた。


天国の、父や祖父母、叔父さんに誓いながら、一緒に最後の焼き肉を頬張った。


終わってみたら、あれほど嫌だった”臭くなる焼肉屋”がなくなることが、何だか寂しくて仕方なかった。

京城苑、ありがとう。さようなら。
また、会えるといいですね。