PANCRASE興行
昨日は午前中の診療と昼休みの検査を終え、大至急でディファ有明に向かい、PANCRASEのリングドクターをやった。
今回から毎年恒例のネオブラッドトーナメントが始まり、その後に本戦だった。
リングドクターを始めた頃のネオブラッドトーナメントって、みんなガムシャラで、ここで勝ち抜いた選手は間違いなく総合格闘技界に何かを残してくれるような...そんな期待がしたし、若手格闘家のスターへの登竜門・初めての自己主張の場だった。 何より、みんながギラギラしていた。
だけど、ここ最近は何だかその雰囲気は微塵もなく、特に今回の興行では、ほとんどの選手が小さくまとまり、基本に忠実な試合を行って、判定勝ちをもらいに行く...。何だか、”結果的な勝ち”を得るために出ているような、ちょっと寂しい試合が多かった。
そんな中、PANCRASEの須貝君は、一際目立った秒殺勝利で、”これぞ、ネオブラッド!!”という、雰囲気、内容だった。
こういう、突き抜ける雰囲気って、やっぱり大事だよね。
逆に、本戦は、本当に内容が良く、少ない試合数ではあったが、盛り上がった。
今回は、リングドクターも何とか2人だったので、ドタバタすることもなく、安全に管理できた。
試合後には、多摩格闘技の会・パラエストラ八王子の平山敬悟選手の祝勝会を国分寺の京城苑で行った。
99%負けていた試合を、根性と気合いで奪い取った圧巻の逆転KO勝ち!!
素晴らしい試合だと思ったが、祝勝会では違った。
ほとんどボロ負けしたような、叱咤激励をするパラエストラ八王子の先輩たち。本人も反省の言葉が出るばかり...
目指しているところが高く、そのためにいつも愛情をかけられる平山君だが、こんな彼とこのチームには脱帽である。
でも、自分は単純にいい試合、熱い試合だったと思います。平山君、お疲れ様。
ちなみに、京城苑は5/8で、43年間の営業に幕をおろし、閉店するらしい。
何だか寂しいが、国分寺駅南口駅前なので、最後だけど、老舗焼肉を食べに行ってみてください。