日曜日の研修

今日は日曜日。いつもは、ゴーカイジャーの時間には熟睡しているのだが、今日ばかりは早起き。

認知症サポート医の研修会で、東京駅に行った。いつもは、どちらかというと、患者さんに”話す”方ではあるが、こういった講義では当然、”聞く”方なので、たまには刺激的でとってもいい。

難しい話は、置いておいて、被災地の先生のお話しで刺激を受けた。

まずは、福島県。生活環境の変化で認知症の患者さんが二倍以上に膨れ上がっているらしい。


そして、岩手県宮古市。介護職員が(主に20代の若い方)が、一斉に被災地から避難し、介護職員不足が相当深刻化しているらしい。
そして、行政も財源がなく、震災前よりも給与が減額され、一層介護職員が少なくなっているらしい……。

報道されない事でも、現場は相当深刻な状況なようである。



自分は、元は外科医で今は一般医。ちょっと前までは、全く興味を持たなくても良かった疾患の患者さんが、今はどんどんやってくる。自分を頼ってやってくる。
毎日毎日、追いつけ追い越せで、精進しなくてはならない。
だが、それが、楽しいのである。   
今の置かれている立場、地域からの期待に、感謝しなくてはならない。

日曜日のビジネス街は、東京のど真ん中でも、とっても静かであった。

話しは変わるが、研修中に悲しい連絡があった。とっても悲しい事、お別れがあった。
ちょっと気が動転している。

庭の梅は、もう春を待っているかのごとく、蕾がたくさんできている。
新しい生命の誕生のようだが、お別れも必ず訪れる。
明日からも、前を向いて頑張ろう。