走らない日曜日
正月早々、二週間連続で慣れないマラソンをした。
おかげで、中年親父の限界を知った自分。まだまだ、腰は痛い。
そんな自分に、マラソンを強制的に辞めさせるべく、今日は武蔵村山市の休日診療当番だった。
大晦日にやって、たった三週間でまたやってきた。
軟禁状態で、いつもは窮屈なのだが、今日ばかりは、安静が取れて、”恵みの休日診療”になった。
それにしても、この地域。 インフルエンザが大流行。
今日の患者さんは、みんなインフルエンザに苦しんでいる。
年末に、気合入れて、予防接種を頑張ったが、今シーズンも流行してしまった...。
ちょっと悔しいが、これからは、蔓延防止。予防と治療と...。
みなさん、うがいと、手洗いですよ。
そんな中、”軟禁”状態ならではの、プレゼントがあった。”監禁”状態では決して得られない、外出である。
準夜勤に入る前の休憩時間。16時から18時までのジャスト・その時間に、目の前の市民会館・さくらホールで、劇団四季の”はだかの王様”があった。
休日診療当番を忘れていて買ってしまったこのミュージカル。完全に諦めていたのだが、本当にジャストで休憩時間を充て、観劇できた。
とっても滑稽で、都心でやる名が知れているミュージカルとはまた違う、アットホームなミュージカルだった。
だが、予定の18時ちょっと前には終わる雰囲気がなく、途中で退席しようとした。
そのタイミングで、”ふんどし一丁”のはだかの王様が、客席をぐるり。出るに出られず、ヤキモキ。
滑稽なはだかの王様を真横で見ては、恨むに恨めず、ハラハラしての途中退席だった。
マラソンのない日曜日。 夜の九時まで、頑張ろう。