チャンピオンとしてやってきた
沖縄に初めてチャンピオンベルトを持って帰った男・砂辺光久選手が、念願のチャンピオンに返り咲いた。
一度ベルトを失ってから何年が経過したのだろう。
その間、いろいろな団体からオファーがあったり、声をかけられたりしても、PANCRAASEにこだわり、ことごとく拒否。PANCRASEを盛り上げるため、PANCRASEのために...をひたすら唱え続け邁進。
そして、PANCRASEのチャンピオンに自分がなることで、その野望が必ずや達成できると信じ、まっしぐらだった。
そんな砂辺君は、東京に来るたびに、週に何度も、試合前はほとんど毎日、クリニックに来てくれ、頼ってくれた。何だか、僕らも、砂辺君の来院が”普通””日常”に風変わりし、期待をそして夢をかけた。
そんな砂辺君が、勝って・負けてを繰り返し、今回、今までに見せたことのないような笑顔で、クリニックにやってきた。
今回は”キングオブパンクラシスト”のベルト持参でやってきた。さいとうクリニックに初めてやってきたPANCRASEのベルト。なんか重くて重くて、今回ばかりは”良かったね”と、心から思った。本当に良かった。
物事をとことん追求し、それにこだわる。一見、粘着気質にも思われるだろうけれど、しつこくしがみつく。 目指すものが大きければ大きいほど、とことん追い続ける。
飽きっぽい自分には、今回の砂辺君の追及は刺激になった。
地域医療も、一見、毎日同じことの繰り返しのようだが、夢に向かって、とことん追い続けるこの気合いは、とっても大切なのだろう。
そんな砂辺君の戴冠だった。