社長の検診

今度の日曜日のPANCRASEは、タイトルマッチや、我らが金原選手の出場など、多彩なカードがあって面白い。

そんな中、久しぶりに復帰・それもミドル級で復活する川村亮選手兼社長の試合もある。新社長になって雑務が多く、選手活動に専念できない環境の中での復帰戦だ。

今回は試合前の提出が”任意”となってしまった、試合前検診。あまりに受診率が低いために、今回、試合前の貴重な時間を自ら”啓蒙”を兼ねて、受診しに来た。

千葉県から車ではるばる、減量中の脱水状態でやってきた。   一通り終えて、リラクゼーション室で一休みとメンテナンス。  さすがである。

今回から、ようやく検診が開始されたPANCRASE。今更ながら始まったこの”当たり前”にリングドクターとして、ちょっと反省している。

どんな会社だって、健康であることが証明されなかったら働けない。ましてや、戦うのに、そんなチェックもなくリングに上げていた今までにゾッとする。

まあ、格闘家は超人でもあるのだが。

長い目で、この世界が良くなって、選手が体のことを全く気にせず戦えるようになったら、本望である。

そうなったら、自分も引退だね。