格闘技の再生

現代の格闘技選手は、常人では考えられないほどの減量や準備があって、試合はせいぜい2〜3か月に一回程度。怪我がなく減量苦がなくなれば、プロレスラーや昔の格闘家のように、毎月どころか毎週、または連日試合に出れるかもしれない。

それには、怪我を少なくするように僕らリングドクターがもう少し興行側に理解してもらえ、ドクターとしての意見を主張できる。そして、減量に対しても一定の基準を提唱できれば、きっと総合格闘技が変わると思っている。

最近は、どの興行のチケットを買ってもいったい誰が出るのかわからなし、決まっていない。だから、チケットを買う人も減っている。

全日本プロレスに行けば、ジャイアント馬場の十六文キックと悪役商会が見れる。新日本に行けば、猪木の延髄切り。NOAHに行けば四天王が異常に激しい試合をしている。FMWに行ったら、大仁田厚が血まみれになって泣きわめいている...。

そんな当たり前の光景、○○団体=●●、を確立するのが一番と思うが、今のままでは不可能である。だからいまだにPANCRASEについて聞かれると、船木さんと鈴木さんの名前が出てしまうのだ。

だから、何とか格闘技人気の再生には、看板選手の継続参戦!!しかないと思っている。何とか自分の力で微力ながら、考え方を変えさせてみれるように頑張ってみよう。と、思っている。

昨日一昨日と、PANCRASEの川原誠也選手と、パラエストラ八王子の鹿又選手・徳留選手と食事して、いろんなことを熱く語れた。

お金じゃない、何か違うエネルギーが必要なのである。今は。

ガラは悪いが、心は一直線の来院格闘家。またまた応援したくなった。