ONとOFF

ONとOFFの切り替えはとっても大事だ。出身医局の外科医達は、本当に切り替えが上手かった。

オペ着を着てメスを握ったら200%。ICUで重症患者さんを診ているときは150%。病棟で走り回っているとき=ここが100%....。そして、白衣を脱いで一杯やっていると完全offの0%。  でも、カンファレンス中の教授の長い話のときは白衣を着ていても10%?かな。

そんな、外科医の性分で、自分は今、all or nothing。白衣を着ていると”猪突猛進”の100%。そして、私服に着替えれば、グウタラ親父の0%になっている。それが最高。全てのエネルギーはクリニックで使い切るのだ。

そして、格闘家も試合前と試合後で全く正反対の人種となる。追い込み練習と減量で命を削り、リング上は1000%。そして、試合が終わると何だか、自分以外のこと・社会の事など、準備期間中に考え得なかった事に気持ちが行き、そして、よく食べる・よく遊ぶ。これも完全offの0%だ。

このメリハリって、本当に大事・大事!!

今回、減量直後の命を削った鹿又選手と話し、感心した。そして、チャンピオンベルトを失ったが、もう前を向いているURAKEN選手と会って、またまた感心した。(相変わらず外見は怖いが、性格は穏やか過ぎるくらい穏やかだった)。


今は、クリニックの診療、そしてその後の情報収集=勉強、データを整理して論文執筆...。他人に目もくれず真っ直ぐ前を見て、自己鍛錬。振り返るどころか横も見ている場合じゃない。

こんな環境に感謝感謝。