親父の命日

今日、2月24日は親父の命日。もう丸4年だ。切除不能の肝臓癌の主治医としてともに戦い、息を引き取って、自ら看取った14時50分には、心で手を合わせ、あのときのことを思い出して気が引き締まった。たった4年前まで親父は自分の何倍も戦って、頑張って、そして伝説となった。息子にたくさんの命題を残し旅立って行った。そして自分は親父にもらったメッセージを感じ取って、生まれ育った武蔵村山の、親父が建てた建物を譲り受けて、今、一生懸命頑張っている。結果とか、評価とかはどうかわからないけど、ただただ日々一生懸命頑張っている事だけは胸を張って言える。まずは親父の汗と脂と泥がいっぱい詰まったこの地を潰さず継承し、これから少しずつでも大きくして見せる。親父を安心させて、親父を超えるために、だ。
今日、時間外にインフルエンザの患者さんが来て、”この建物は丸ごと買い取ったんですか?”と、言われた。こんな若さで、買える訳がありません。親父の魂を継承したんです。だから、僕らの一族のためにも、”さいとうの建物”ってことがわかるように、たくさんの齊藤色をつけて行きます。親父の5回忌、”武蔵村山さいとうクリニック”の誕生から半年の今日、心新たに明日から精一杯頑張ろうと心に誓いました。
今日は

実家に泊まったが、びっくりするくらいのたくさんの花が届いていた。遺影の親父がいつになく優しい笑顔で喜んでいて、”直人、頑張れよ”といってるような気がした。