今日はPANCRASE

今日は、PANCRASEディファ有明興行。
ディファ有明史上最高の観客動員数らしい。当日券はほとんどなし。
凄い事になりそうだ。

計量後には、リカバリーに選手が来院した。

チャンピオンの砂辺君は、久々に来院。

まだまだ、トップをひた走っている。今回も調子が良さそうだ。

今回の外敵にはどう対処するかはわからないが、頑張ってほしいものだ。



そんな盛り上がりに水を差すように、昨日の前日軽量では外国人2選手が計量オーバーで失格となった。
またか...という感じだ。




今回は、いつも以上に他人ごとではなかった。


クリニックPR部のクリスMANの相手が、何と、6.4kgオーバー!!!
呆れてものが言えない。



ここまで、コツコツ頑張っていたクリスMAN。仕事も練習も充実していた。心も体も鍛えこの日まで頑張ってきた。
自分は身近にいて、日々の苦労は誰よりもわかっていた。


そして今回は、クリスMANとして初めての、メインカードの赤コーナー。
世界ランカーとして、下の選手の挑戦を受けるというシチュエーションも初めてだ。
日本の会場で、世界も強豪と戦うというのも初めてだ。



そんな大切な一戦だから、クリニックからは約20人が特製タオルを持参して応援に駆け付ける予定だったが、これも消えた。
心ある患者さんが、クリスMANのファイトを観に来てくれる予定だったが、これも消えた。



並々ならぬ決意で準備してきただけに、今回の相手の失態には呆れかえるし、怒りしか感じない。



ファンを裏切るような結果は、団体スタッフの一人として申し訳なく思う。
PANCRASEは舐められているのか?  とさえ思え、情けなくなった。
もっと興行団体として毅然たる態度で臨み、団体のステータスを上げよう。

命懸けの計量をパスし、リカバリーの点滴を終えて、疲れ切ったクリスMAN。
そして、試合は中止となった。


”飯でも行くか!! ” と誘ったら、
”今日は布団に包まって泣きます...”
と、いったクリスMAN。    目が潤んでいた。


この試合はお前の勝ちだ。 
恥じることはない。 間違いなく、お前の勝利だ。



気持ちを切り替えて、今日のリングドクターを頑張ろう。