富士山マラソン 回想記

早朝に電車で出発。


宿泊をして前日入りする計画だったが、メイン会場から距離が遠くキャンセル。

昨年の大会で、河口湖ICが大混雑したため、スタート地点に立てない人もいた...という話を聞いて、自家用車入りもキャンセル。


最終的に、時間が一番読める”電車”を選択した。
普通電車3本を乗って、河口湖駅に到着。
朝の富士山は綺麗だった。

テーピングを巻き、大至急で準備。   もう既に、メイン会場は大混雑していた。
トイレは、あまりにも混雑していたため、断念した。


スタートの号砲が鳴ってから、約10分してから、スタートラインをまたいだ。
有森裕子さんと、良く知らないが”アイドルっぽい人”がいた。
花火も上がり、雰囲気は、イケイケ状態だった。

気合十分で、ストップウォッチのスタートを押した。
思ったよりも暖かかった。

スタートして5km位の地点で、武蔵村山市市議会議員の波多野健先生、武蔵村山市の平井社長と遭遇。
自分の着ていた”クリニックTシャツ”に気付いてくれたらしい。

お互いに健闘を称え、握手で別れた。

10kmを超えた時点で、作戦通り、無理やりトイレ休憩。

これが失敗。

大混雑で約15分の立往生。体が冷えるし、筋肉が硬縮した。

その後すぐに、合田君が自分達から離脱。

すでに、筋肉痛で息切れしているようだ。

薄情かもしれないが、ここで別れた。



ハーフを過ぎたら、急な登り坂。


これが、半端ではない角度。疲れが出てきたこの時点で、これは虐めだ。

辛すぎて、歩いた。   とても、洒落のランナーでは走れない。


それを上がりきると、西湖が見えた。標高が高くなり、急に寒くなった。

ここまでは、小池さんと、格闘技の話しやレフェリーの話し、DEEPの話し、PANCRASEの話し...など、朝まで話しても話しきれない内容で盛り上がっていたのだが、ここからは急に無言。

格闘家・小池さんでさえも辛くなっているのがわかった。
でも、小池さんは、自分に目を向け、引っ張ってくれた。
心強かった。


紅葉は綺麗だった。

ここからは、根性と気合。

途中で口にするチョコレートが力をくれ、スポーツドリンクが渇きを癒し、沿道のハイタッチでパワー注入。

もう時間など関係なく、完走を目指して、ひたすら前に向かった。



そして、何とか完走!!


嬉しいっていうより、辛い気持ちが強かった。

でも、成し遂げた充実感は強かった。

小池さんと半年間頑張ってきて、一緒にゴール!!

感謝と感動。


ゴール地点では、リタイヤした合田君が迎えてくれた。

申し訳ないような、悔しいような、寂しいような...何とも言えない表情だった。

合田君。次は一緒にゴールしよう!!







ということで、大変過酷なマラソンだった。


抽選のない全員参加できる大会は、過酷だ。

普通の人=自分達には、厳しすぎる。

アスリート向けの大会で頑張るには、もっと真剣にトレーニングしなくてはならない。



でも、本当に思い出深い一日になった。


それにしても、自分も含めたマラソンランナーって、ストイックだな(笑)。




来年もこの大会に出るか??    検討します。