選挙なんて

昨日は小春日和。桜の蕾も日を追うごとに大きくなり、開花が待ち遠しい。だが、今年は震災もあり、あまり気持ちが晴れない。  そんな午後に所用のため立川から電車に乗って都心に出た。

同級生で医者にならなかった親友が、銀座の巷房で個展を開いており、激励に行った。  僕らの学生時代は、今では全く耳にしなくなった”医師過剰時代”といわれ、医者に”なれない”人間は結構いたが、”ならない”人間は彼だけだった。

本当の変り種。でもさすがに”絵画”の世界でも名を轟かせ、頑張っている。

一見、レールの上を歩いているだけに見える医者の世界の中で、彼の存在は自分にとって、ちょっとした自慢にもなっている。 頑張って欲しい。

そして、その後、青山を歩いていると、石原慎太郎選挙事務所に遭遇した。

こんな状況で選挙って?  と、首を傾げる。全く持って意味がわからない。変革を求める事など有り得ないし、政策を打ち出して新しい事に進む前に、この壊された現在をどうするのか。こんな事に税金を使っている東京都民・そしてその一人として恥ずかしくなった。

何やってるんだ!と、怒りしか感じなかった。情けなくなってきた。


もう、子供手当も高速道路無料化も法人税の減税も...そんな事は撤回して、素な姿に戻ろう。撤回したって、何にも恥ではない。  どこに何を賭けるのか。胸に手を当てれば、そして我ら日本人ならばわかる事だろう。

みんなで東北の方々と共に頑張ろう。そして、再び登り詰めよう。