同窓会

一昨日の診療後、約25年ぶり・卒業後初の、国立第一中学校の同窓会が行われた。一学年8組まであった我ら第二次ベビーブーム世代。その学年全体の同窓会。総勢120人ほど参加の大同窓会になった。


四半世紀の期間で仲間達はどうなっているのだろう?なんて、そわそわしながら遅れて会場に行った。なんて事はない...みんなすごい人間になっていた。僕らは、今、日本の社会のど真ん中を歩いている世代。負けていなかった。

野球部の仲間、いたずら仲間、気になっていたけど話せなかった女の子、そして何度も殴られ、拳でしつけてくれた先生(今じゃ考えられない...)...、時間が足り無すぎて足り無すぎて、早口言葉で話しても追いつかないほど大勢だった。


話しをしている最中に、他の仲間が目に入り、またまた他の仲間が目に入り...。ほとんど、思い出話で、現状の報告など無くていい世界だった。

この中の一人とだって、一晩は語れる。それが一気に120人!!
贅沢すぎて、”寿司と、ステーキと、割烹と、フランス料理と、全て出てきたけど結局全部ちょっとつまんだだけで、とてもとてもお腹がいっぱいで食べきれなかった”ような...とってももったいない気分だった。

みんなで校歌を合唱し、思い出のVTR映像。何だか涙が止まらなかった。

みんながみんな言っていた。”楽しかったな””あの時は良かったな”。

いつでもどこでも誰でも、その時その時を精一杯生きている。四半世紀が過ぎて、そのときを否定する者なんて誰もいなかった。

現在だってそうなのだろう。ただ何となく生きていても、後から思えば精一杯なのである。それは、自分だけでなく、家族や仲間と共有するその一場面一場面が、最高の物語であり、精一杯歩いてきた軌跡なのである。

何か、上手く表現できないけれど、今回は、ただ単にこの場所に参加できた事が最高で、”生きてて良かった”と、心から思った。

過去も現在も全てがあって、今がある。毎日を誠実に精一杯生きて、また良き仲間と再会したいものである。同志よ、大きく羽ばたこう。

容姿が変わりすぎてわからない人のため、全員名札をつけて参加。自分には、”変わってないね”の声が多かった。