ジェネラリストの死

ジャイアンツの木村拓也コーチが急死し、今日、お通夜だったようだ。自分は大の巨人ファンだから良く知ってはいるが、正直、準レギュラーの選手で、ちょっとマイナーの選手だったと思う。それでも、今回の急死でここまで話題になるって、やっぱり彼の残した功績、人望ってすごいことだったんだと思う。
その中で、称えられているのは彼がユーティリティープレーヤーで、生きていくために何でもいいから与えられた仕事を必死にやったこと。ピッチャー以外、すべてやって、こなせた選手だった。

穴埋めをやることとか、補充って、とっても大変な仕事だとわかっていながら、みんなが避けて通る道だ。9回裏にリリーフエースが出てきたり、満塁で代打の切り札が出てきたり...スポットライトが当たる専門職は、格好いいしファンも沸く。それでも彼は穴埋めに徹したようだ。専門がないことが専門なのだ。

何だか、自分が目指している道によく似ていて、木村拓也って言う、同年代のシンボルをこれからも永遠に追い続けて、大成したい...と、ジェネラルクリニックを立ち上げた自分にまた偉大な教科書ができた気がした。
キムタクよ、安らかに。ありがとう。合掌。