合格通知

昨日、診察中に一本の留守電が入っていた。2年程前に診ていた青年からだった。"直接話したい"との事だったので、具合でも悪いのかと思って心配した。いつもと変わらない返答で、2年振りに話したがすぐに顔とか疾患が思い浮かび、自分にとってもインパクトや思い入れの強い患者さんだった事がすぐにわかった。彼は家庭の事でも大変苦労しているのだけど、高校は有数の進学校。診察中に色んな相談を受ける内に医師の魅力を十二分に話した。それが少しは影響したのか、今回の久しぶりの電話は何と、"東大医学部現役合格"の朗報だった。まさかとは思ったが、日本最難関の100人に選ばれ、ドラマのようだった。凄すぎる。これで彼も同じ医療人だ。医師の道を勧めた一人として本当に嬉しい。喜びが止まらない。思春期に大きな病を抱え、病と闘った。これからは逆の立場になって、今度は闘いの手助けをする。そして健康という幸せを与える。彼のような優しい人間と、いつの日か、一緒に手術したり診療したりするのが本当に楽しみだ。改めて、おめでとう。一緒に頑張って行こうぜ!