初走りと年末
今日は、朝から初走り。
今までこんなことしたことはなかったが、今年はこの日にやろうと決めていたので、初走りをした。
朝の温度は3℃。寒い寒い。
多摩川河川敷は、正月早々でも多くの人が”初走り”をしていた。
本格ランナーもいたが、東京マラソンや青梅マラソン前の”焦った準備ランナー”らしき人も多かった(笑)。
正月の富士山が綺麗で、いつの日か富士山の頂上で年越ししたいな...なんて、訳の分からない夢を感じた。 今日の初夢は、思い出せなかった(涙)。
年末のおさらいをしよう。
DEEP DREAM INPACT、さいたまスーパーアリーナ。
総合的に感じたことは、照明や音響や看板など、ハード面には全盛期に比べ寂しさも感じられたが、戦った選手達、いわゆるソフト面が全盛期よりも熱く感じた。
特に、DEEP vs PANCRASEの対抗戦は、敵意むき出しの熱い試合が多かった。素晴らしい戦いだらけだった。
会場に着くと、大きい会場にちょっと寂しい観衆。だが、最終的には十分な観衆が集まっていた。
自分には、”さいとうクリニック”の指定席。佐伯代表の気遣いで、選手の退場ゲートに合わせてくれた。
レフェリーのユニフォームには、クリニックロゴ。
島田レフェリーや小池さんが、ユニフォームを見せに来てくれた。
オープニングファイトでは、パラエストラ八王子から咲間”不良先輩”が出場。
入場ガウンを贈呈したのだが、折り曲げて入場。
あまりお気に入りじゃなかったのか(寂)。 出過ぎはよくなかった。ちょっと反省。
試合は、彼らしく果敢に攻めて、壮絶にKOされた。なんだか悲しみもなく、精一杯ここまで登ってきた彼に、拍手を送った。 まだこれからだよ。
高橋”Bancho”良明選手は、対抗戦に出場。
今大会のベストバウトと思われる、壮絶な打ち合い。魂のこもった戦いで熱狂した。僅差の惜敗だったが、胸が熱くなる素晴らしい戦いだった。
誇らしき、敗戦と思う。
番長、よく頑張った。 お疲れ様。
PANCRASEの佐藤光留選手は、久々の総合の試合もなんのその。圧巻の一本勝ち。
この男、天才的だ。
おめでとう。
世間も注目した3試合。
クリニック公認格闘家、浜崎朱加選手は、難敵相手に横綱相撲で完封。
あの相手にあの勝ち方だから、文句の付けどころはない。
浜ちゃんは、自分が見ても格好いい女子格闘家だ。
女性が見て”格好いい!!”と思える選手だと思う。
これで国内敵なし。
海外進出が現実味を増す。
ハイリスクを背負って行われた、現役チャンピオン同士の対決。
PANCRASEのチャンピオンの石渡伸太郎が、説得力十分の1ラウンドKO勝利。
”PANCRASEを舐めている奴は、ぶっ殺す!!”
という、宣言通りの結果だった。
何だか、子供の頃に、ヒーローであったゴレンジャーやウルトラマンや仮面ライダーに乗っかり、小学生の頃にタイガーマスクやアントニオ猪木に乗っかり、高校生の頃に船木さんや高田さんに乗っかり、医者になって尾本教授や小山教授に乗っかり...
そんなスーパースター、絶対負けず屈服しないヒーローに憧れて、自分もヒーローになりきった時の気分にさせてもらった。
PANCRASEは、歴史上、敵地に乗り込むと負けることが多かった。それがPANCRASEらしくて良かったんだが、今回その最後のわずかな所を満たしてくれた気分になった。
その位、深い思いを感じた、激勝だった。
石渡君。PANCRASEの誇りだ。
メインの北岡悟選手は、相手を封じて、自分の世界の闘い。
勝たなくてはならない試合で、結果を残す。 圧巻の完封。完勝だった。
面白いとか、盛り上がるとか...そういうことではない闘い。
現代MMAはこういうものでもあるのだ。
ということで、終わってみれば、年越し寸前。
結局、帰りの車の中で、明けましておめでとうございます...だった。
高速道路は、暴走族の取り締まりでパトカーがたくさん出動していた。
お巡りさん。お疲れ様です。
昨年は最後の最後まで忙しくて、格闘技っていう、自分の一番の趣味・道楽で胸がいっぱいになった。
大晦日の格闘技っていう、伝統を守って、大晦日興行を開催してくれたDEEPに感謝し、感動を与えてくれた日本のトップファイターに感謝したいと思う。
格闘技、ありがとう。