僕の誇り

初七日が明けたので話しますが、先週に同居する祖父が老衰で亡くなりました。99歳。白寿です。明治大正昭和平成と変革する激動の世代を突っ走り、僕らに”平和”という究極の幸せを残し、旅たって行きました。医者の自分が言うのもなんですが、老衰ということは、病気ではなく、エネルギー切れ。自己管理の象徴ともいえる”健康体”を維持し、長生きという誰もが納得する実績を残しました。明日、飯を食えるかどころか、死ぬかもしれない...殺されるかもしれない...の時代で青春時代を送り、敗戦のどん底の中、再興してくれました。今の自分に置き換えてみると...まだまだ甘いかな。出棺で”月月火水木金金”が流れた時には、単なる軍歌には聞こえませんでした。だから、悲しみなど忘れ、また弱音など吐いていられず、明日からも精一杯頑張らなければなりません。
でも19日は午前診療にしたけれど、納棺に間に合わず、非常に申し訳なかったです。納棺にも間に合わない程、仕事をしてはいけないね。

明日からは、気合を入れて、突き進もう。そして、スタッフの皆さん、ありがとう。
僕の誇り。さようなら。